国府多賀城駅に暖かい待合室が欲しい今日この頃（てか椅子が欲しい）

公開日： 2017/02/15 : 最終更新日：2017/02/19 屋内

国府多賀城駅に暖かい待合室が欲しい今日この頃（てか椅子が欲しい）

所用でJR東北本線「国府多賀城駅」を利用しました。ここに本日のお仕事先の方が迎えに来てくれる約束なんですが、時間よりもずっと早く到着してしまったので、外には出ずに、駅の構内で待とうと思ったら、ない！待合室がない！椅子も全くない！

ここって一度改札を出てしまうと屋根のあるところに椅子はひとつもないんですね＾＾あるのは通路だけで、そのまま降りると外に出ちゃいます。もうちょっと、なんかこう、人がとどまれそうなところは、この駅にはないのかね？

国府多賀城駅は2001年に開業した比較的新しい駅です。自分としては「比較的」なんて言葉は使いたくないぐらい、おニュー（←死後(笑)）な最新感覚のある駅なんですが、振り返ってみれば西暦もすでに2017年。16年前に開業した駅を「新しい駅」と書くのはさすがにためらわれました(笑)

この駅を利用するのは初めてなんです。敢えてそう書きたくなったのは、自分が若いころに東北歴史資料館（現：東北歴史博物館）でアルバイトした経験があるからです。アルバイトの中身は、当時のデザイン専門学校の仲間たち数人と、南川ダム建設で水没する村にある数々の民俗資料をスケッチしてイラスト化することでした。

年代的にも合うので、たぶんこれ（南川の民俗 : 宮城県大和町南川ダム予定地域調査報告書）に使われる図版だったかもしれません。足踏み脱穀機とかまんがとか養蚕で使う竹籠とか、色々書いたなぁ・・・私は下手くそだったけど、同級生の加納君という男子がすごく上手かった。

夏休みに何日も東北歴史資料館に通ったんですが、ある部屋（展示室ではなく職員さんが勤務している作業室のほう）の近くを通るとメチャメチャ臭かったのは、遺跡で発掘された化石の骨と実際の生魚を解剖したものを比較していたからだと思うんですよね。

私達の担当はT先生とおっしゃる、教育委員会から移ってきた方でしたが、教育委員会の前はどこかの学校の先生だったみたいで、彼はその後、確か、再びどこかの学校の校長先生として異動されたはず。

T先生はなかなかカッコいい方で車もレパードに乗っていて、アルバイトメンバーのうち、私を含めた女子チームは皆、結構、T先生のファンで(笑)、最終日（違うかも？）に駅までレパードで送ってもらったときは、キャーキャーと非常に盛り上がりました。

で、その駅というのが、今回の国府多賀城駅ではなく、陸前山王駅だったんです。当時はまだ国府多賀城駅がなかったので、東北歴史資料館にJRを利用して行くためには、陸前山王で降りて15分以上歩かないとダメだったんです。

いや、もっとかな？本当に陸前山王駅から何もない道をトボトボ歩いていくんですが、同級生数人なのでそれも結構楽しかったです。その道沿いに小さなタバコ屋さんがあって、お昼はそこにカップ麺を買いに行きました。その頃は、今みたいにコンビニが普及していなかったので、ちょっと田舎だと、まだまだタバコ屋さんに集客力？がありました＾＾

そんな思い出を蘇らせながら懐かしい気持ちで国府多賀城駅に着いてみると、なんと、東北歴史博物館（旧：東北歴史資料館）と隣接しているじゃありませんか！！どひゃー！これには驚きました。国府多賀城駅ってここにできたのねー！！（なるほど）。ちなみに以下の写真の悠久ロマン回廊というのは、駅の南と北をまたぐ自由通路の愛称みたいです。

初めて利用した国府多賀城駅は、駅舎がモダンで設備も新しい近代的な駅でした。下の写真は東北歴博物館とは反対側の北側ロータリーの写真です。（朝に撮影）

電車で到着してホームを出ると、右側（北）と左側（南）に降り口（階段）があります。赤い柱のお城のモニュメントがある北口にはエレベーターでも昇降できます。

地元の方がどう呼んでいるかわかりませんが、改札（一か所のみ）を出て南口方面を向くと以下。

北口方面を向くと以下です。

構内の案内図はこんな感じ。

清潔感のあるモダンで新しい駅ですが、残念ながら電車を待つ人のための屋内待合室や屋内ベンチ（椅子）はありません・・・どこかに腰かけて電車を待ちたいと思ったら、外の北口ロータリーのベンチに座るか、ホームに入って椅子に座るしかなさそうです。（2017.02.15時点）

一応、ホームの椅子は階段の下にあるので屋根がない・・・わけではないんですけどね…＾＾でもさー、私の最寄り駅の南仙台には、下りホームに建屋みたいな待合室があるし、改札の外にも駅舎内にいくつか椅子があるので、あんな感じにはならいんですかね。ま、住民の寄付も活用して建てられたぐらいの駅なので、元々よ予算はなかったのかもしれませんが。